







via Ethiopia
この瞬間は、なんだ。
14 歳。運動場に捲き起こる砂埃を眺めつつ、
濃厚ミルクコーヒーを買う少年。
額からは汗が流れる。
しょっぱい。
コーヒーに塩を入れる国があるって知ってた?
と、その女の子は言った。
頭上を白い飛行機が飛んで行く。
この瞬間は、なんだ。
ロードムービーのように展開する、
思春期を通過するときに覚える痛みのお話。
どこにでもある家族の、いつも通りの朝の風景。
ただし、お父さんには悩み事がありました。
一人娘のちかちゃんが、最近なんだか変なのです。
そして、お気に入りの5番アイアンはどこに行っちゃったのだろう。
独唱の応酬で語られる「家族」というしがらみのお話。
ちかちゃんと
巣立つ鳥たちの明日
ゆうくん帝国
俺はこの場所を国にすんねん。
関西圏の地方都市。
27歳のゆうくんは今日も仕事をしないで親の金を食い潰す。
オカン、俺、ハンバーグ食べるねん。
胸締め付けられるほど愛おしいクズと家族のお話。
今年度日本劇作家協会新人戯曲賞一次通過作品を、
初演からキャスト一部入れ替えてのレパートリー上演。
演り人博覧会でゆうくんと再会です。
わたし、ちゃんと生きたよ。
駄菓子屋「いだてん」2階。
麗らかな春の陽気のなか、小春は不器用な手つきで
折り紙を折っている。近所の商店街には再開発の波が押し寄せる。夫・淳一は煙草を吸いに出たきりまだ戻ってこない…。
―歳月の移ろいと夫婦の愛を丁寧に折り込んだ珠玉の会話劇。
9月の文化のみち二葉館での上演が記憶に新しいままに、
同メンバーにて演り人博覧会に登場します。
夫のオリカタ
キズグチ
深夜の漫画喫茶にはさまざまな人が集まる。
私は、私の存在理由を知るために、
ちょっと左手首を傷つける。
博覧会で唯一の新作は、
廃墟文藝部の後藤章大氏書き下ろし!
りっくん、ごめんね。遅すぎたんだよね。
アタリを引き続けて生まれた私たちは、
とろくさくてもがむしゃらに生きている。
大きくなって、結婚して、子供ができて、離婚して。
でももう疲れてしまったのです。
ごめんね、遅すぎたんだよね。
今年度日本劇作家協会新人戯曲賞最終候補作家による
書き下ろし最新作。5億年の歳月をたった十月十日で駆け抜ける
人類の軋みの話。
はやくいかなくちゃ
シュガー、ミルク、スプーン、
カップ、コーヒー、ダーリン
ボーイ、ミーツ、宇宙人。